当院の中絶手術の特徴

当院の院長である私は、産婦人科医としてこの世に授かった命は、出来るだけ送り出してあげたいと常に願っております。しかし、様々なご事情によりご出産出来ない方がおられるのであれば、麻酔科標榜医・産婦人科専門医・母体保護法指定医として、出来るだけ痛みがなくかつ安全性の高い手術を心がけて目指したいと考えております。

ここでいう「出来るだけ安全でかつ痛みがない手術」とは、下記のような手術のことです(これはあくまでも私の考えであり、それぞれの医師により独自の見解と技術の違いがありますことをご了承下さい。他の先生方のお考えを否定するものでもありません)。

1. 手術は全て麻酔科医・産婦人科医である院長が施術

的野ウィメンズクリニックでは、中絶手術は全て院長が施術致します。当院の院長は、「母体保護法指定医」や「産婦人科専門医」であるとともに、「麻酔科標榜医」として麻酔科に勤務した長い経験と技術があります。これまで行なった手術で、子宮穿刺や子宮内感染、腹膜炎などのトラブルがあった例は一例もありませんのでご安心ください。麻酔科で長年蓄積してきた経験から、それぞれの患者様に体質などのお話をしっかりと伺います。それぞれの患者様に合った独自の麻酔薬調合を行い、手術中は痛みを出来るだけ取り除いて手術を受けていただいております。麻酔がしっかりとかかっており、手術中の記憶は全くありません。

ただし、麻酔をしっかりとかけますために、麻酔が覚めてお帰りいただけるようになるには、2〜3時間はかかりますことをご了承下さい。お帰りの際は足元がふらつくことがありますので、お迎えの方をお頼みになるか、しっかりと麻酔が冷めるまでベッドでお休み頂くようお願いしております。

2.きちんとした術前検査と処置

性感染症に感染しているにもかかわらず術前検査を怠ると、術後に腹腔内感染がおこり激しい腹痛を引き起こすリスクがあります。したがって、当院では、手術前にクラミジア、梅毒、C型肝炎、B型肝炎、HIV検査、血液型検査、貧血検査、超音波検査の術前検査を行い、手術後には2回の術後検診(無料)を行います。
さらに術前処置を行わずに急激に子宮頚管拡張を行うと、子宮頚管裂傷や子宮口が広がらずに手術が後日やり直しになることは稀にあるケースです。子宮頚管裂傷は症状がなくても次の妊娠で頚管無力症となって出現する可能性もあるので特に注意が必要です。そのため、日本産婦人科医会やWHOからも術前処置が推奨されています。
当院では、手術日当日の朝からごく短時間で術前処置をしております。痛みが少ないように配慮しており、痛みを感じない方もいますし、感じた場合も生理痛程度の痛みですので過度な心配は不要ですが、ご希望の方は事前に痛み止めを入れますので医師までお申し出下さい。

3.難易度の高いケースにも対応

当院では、中絶手術の経験が豊富な母体保護法指定医が執刀するため、他院で中絶手術が難しいと断られたような帝王切開歴のある方や喘息の方への対応も可能です。また、DV被害やパートナーとの連絡が取れない方、配偶者以外の方のパートナーとの妊娠でお悩みの方などへの対応もしております。ご希望の方へはMVAでの手術もご案内しております。

4.手術は掻爬法と吸引法を併用

搔把法と吸引法でよく比較がされますが、どちらだから安心ということはなく、それぞれメリットデメリットがあります。吸引法では吸引管の内径より大きな成分は吸引出来ないので、胎児が10週を超えるような場合には、吸引法だけでは取残しが起こるリスクがあります。
また、適切に使用しないと血液ばかりを吸引し出血量が多くなることがあります。
そこで当院では、掻把法を基本として大きな内容物を取り除いた後に、遺残の確認や胞状奇胎の場合などに更に吸引を行うことにより、子宮内に残った細かい内容物を確実に取り除きます。

5.手術後の痛みにも対応

中絶手術後は子宮収縮が起こるために、生理痛のような痛みがあります。この痛みも人それぞれですが、術後に回復食として、お茶・お菓子をお出しするとともに痛み止めを服用して頂きます。

これで大抵の方の痛みが収まりますが、人によって痛み方が異なるため、痛みが続く場合にはさらに痛み止めを投与致しますので、遠慮なくお申し出下さい。帰宅後のために、痛み止めを処方致しますのでご自宅にて服用して下さい。

6.手術後は院長の連絡先をお渡し

手術後の患者様には、院長の携帯電話の連絡先をお知らせしております。手術後、ご不安なことがあってもお気軽にご連絡いただけます。院長は携帯電話を夜中も枕元に置いて就寝しておりますので、緊急な場合にも対応可能です(但し、翌日の診療に控えますので、深夜でなくても大丈夫なご要件については、日中にクリニックまでお電話頂けるようご配慮頂けますと幸いです)。

7.1日に行う手術件数を制限

手術は、全て院長が行うために、1日に行う手術の件数を制限させていただいております。

1日に何件も行うと集中力が欠如し、患者様の安全性を損なう可能性があると考えるためです。手術は申し込み順となっておりますので、ご予約状況によってはお受けできない場合もあります。申し訳ございませんが、ご了承下さい。

8. 良心的な費用を心がけております

院長の私自身、産婦人科開業医の息子ですが、「医師は人助けが仕事」といわれて育ちました。私もまた父のような医療をして参りたいと考えており、当院の中絶手術費用は父の時代から変えていません。当院では多数のドクターを抱えている訳ではありませんので、この費用で今のところ十分だと考えております。

費用(自費診療)一律 70,000円(税込)自己負担0円 妊婦支援給付金利用)


※2025年4月以降、11週6日までの初期人口妊娠中絶を選択された方にも住民票のある自治体から10万円の妊婦支援給付金が支給されます。当院では、横浜・神奈川でも最安値級の価格と豊富な実績で安全な処置をお受けいただいており、この制度を利用した場合の自己負担額は0円となっております。

週数による追加費用・術前診察・術後検診・麻酔代を含む料金となります。
※ 手術前の検査費用として別途、クラミジア、梅毒、C型肝炎、B型肝炎、HIV検査、血液型検査、貧血検査、超音波検査代として8,000円(税込)を頂きます。
※ MVA(手動真空吸引法)をご希望の方は別途33,000円 かかります。
※ 一度も心拍が確認できないまま、流産手術となった方については、保険適用となり給付金の対象外となります。

ご相談のみの場合の診察代は無料となっておりますので、お気軽にご相談ください。

制度についてのご案内はこちらをご覧ください
横浜市民の方の補助金(妊婦のための支援給付)の概要について詳しくはこちら

こども青少年局こども福祉保健部地域子育て支援課
電話:0120-616-626(妊婦のための支援給付コールセンター)

院長の経歴

麻酔科の経歴

昭和63年:北里大学麻酔科入局

平成3年:国立立川病院麻酔科勤務、麻酔科標榜医

※「麻酔科」は診療科標榜資格であり、この標榜資格を持つ医師がいなければ「麻酔科」を標榜することはできません。医師であれば誰でも「麻酔科」を看板に掲げて良いわけではなく、麻酔の実施に関して十分な修練を行うことのできる病院又は診療所において2年以上修練をして、尚かつ、麻酔の実施を主に担当する医師として全身麻酔を300症例以上実施した経験が必要とされます。

産婦人科の経歴

平成5年:横浜赤十字病院、順天堂大学病院勤務

平成10年〜19年:国際親善総合病院の産婦人科医長に。日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医 母体保護法指定医

麻酔科、産婦人科 的野ウィメンズクリニック
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
母体保護法指定医 麻酔科標榜医 的野 博