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性感染症ってなぁに?

性感染症

子宮がんには子宮頚部(子宮の出口)から発生する子宮頸がんと子宮体内の子宮内膜から発生する子宮体癌があります。

それぞれ発生の好発年齢、原因、発生因子、リスクファクター、予防法が異なってきます。

どういうときに婦人科を受診するの?

ほとんどの性感染症は、自覚症状が乏しいため、気づかないまま進行し、疾患によっては不妊症などの後遺症が残ることもあります。以下のような症状が見られて、あれ?おかしいな?と思ったら、我慢したり恥ずかしがったりせずに、積極的に婦人科を受診しましょう!!

  • おりものの量が増えた。
  • おりものの色が変わった。臭いが強い。
  • 外陰部に痛みやかゆみを感じる。
  • 外陰部に水泡やイボができた。
  • 性交時や排尿時に痛みがある。
  • 性交後、性器から出血する。

見逃さないで「おりもの」の変化

おりもの」は女性性器から出るさまざまな分泌物の総称で、「帯下」とも呼ばれます。 おもに膣壁の古い細胞や子宮頸管からの粘液、皮脂腺や汗腺からの分泌液などが混じり合っています。 性感染症に感染した女性では、おりものの量や色やにおいに異常が見られることがありますので、おりものの変化に気づいた時には、放っておかずに必ず婦人科を受診しましょう!!

どんな検査をするの?

疑われる性感染症によって若干の違いはありますが、問診を行い、おりものや性器の状態を確認したり、尿検査、血液検査、膣分泌物検査などを行います。

どんな治療法があるの?

飲み薬や軟膏のほか、注射や膣に入れる錠剤などもあります。ほとんどの性感染症は薬で治療できますが、中には手術が必要なものやエイズのようにいまだに完全な治療法が確立されていないものもあります。

性感染症にはどんな種類があるの?

性感染症には、おもに以下のような種類がありますが、それ以外にもいろいろ考えられる感染症もありますので、詳しくは受診の際に医師までご相談下さい。

クラミジア感染症

女性がかかる性感染症では最も頻度が高い感染症です。男性も女性も自覚症状がないことが特徴です。このため、気が付かないうちに病気が進行し、女性の場合は子宮や卵巣にまで炎症が広がり、不妊の原因となることもあります。
自覚症状としては、おりものの増加、頻尿や排尿痛、性交後の性器出血などがあります。進行すると上腹部痛をともなうこともあります。

ヘルペス

感染しても必ず発症するとは限りませんが、自覚症状としては性器に生じる水泡や、そけい部のリンパ腫の腫れなどがあげられます。軽いかゆみを感じることも ありますが、一般的に、初期感染による発症では歩けないほどに痛むことも珍しくありません。一度感染すると、脊髄神経にウィルスが潜み、ストレスや風邪な どで抵抗力が落ちたときに再発することがあります。妊娠中にこの病気が発症すると、出産時に産道で子どもに感染する恐れもあります。

尖圭コンジローマ

ヒト・パピローマウィルス(HPV)の感染によるもので、男性は性器に、女性は膣や外陰部、子宮頚部に薄茶色や灰色のイボができますが、痛みやかゆみはありません。再発しやすいので、徹底的に治すことが大切です。

トリコモナス膣炎

寄生虫の一種であるトリコモナス原虫が、膣内に入り込むことによって感染します。まれにお風呂の椅子などでもうつることがありますが、おもな感染経路は性行為です。症状としては、おりものの量が増え、臭いが強くなり、性器付近に強いかゆみを感じます。

膣トリコモナス症、どんな病気?について詳しくはこちら


淋菌感染症

淋菌感染症はいずれの国においても、クラミジア感染症に並んで、頻度の高いSTDで、日本では特に男性に多くみられます。男性は排尿時に痛みを感じるな ど、比較的容易に症状が出ますが、女性は自覚症状が非常に少ないため、気づきにくいのが特徴です。感染を放置したまま症状が進むと淋菌が子宮から卵管まで 広がり、激しい下腹部痛と発熱が起こり、子宮外妊娠や不妊症の原因となることもあります。

HIV感染症(エイズ)

エイズは、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)の感染により起こる感染症です。感染してから発症するまでの潜伏期間が6カ月から10年以上と長いのが特徴で、 発症すると人間に必要な免疫力が著しく低下し、健康な体ではほとんど害のない細菌やウィルス感染、悪性疾患などにより死に至ることもあります。また、ほか の性感染症に感染しているとHIVにも感染しやすくなります。

性感染症の予防法は?

性感染症にならないためには、まずは日ごろの予防が何よりも大切です!

コンドームを正しく使用しましょう

コンドームは、性感染症の予防には欠かすことのできない強い味方です。ただし、最初から最後まで正しく使用しなければ、確実な効果を得ることができません。また、破れたり、外れたりしないよう、装着法も学びましょう。

パートナーを特定しましょう

複数のパートナーとのセックスは、感染する機会を増やします。パートナーの特定は感染予防のために大切なことです。

清潔なセックスを心がけましょう

セックスの前後の入浴などを心がけ、いつも体を清潔に保つことが大切です。肛門などに触れた手で膣や外陰部などに触れないようにすることも感染予防につながります。