乳がん検診受診者がのべ2万人を突破

当院では、2016年8月に乳がん検診を開始してから早くも10年目に入り、のべにしておよそ2万名以上の患者様にマンモグラフィ検査、乳房超音波検査をご受診頂きました。※

昨年度より横浜市医師会乳がん検診精度管理委員会の委員を拝命し、委員の一員として乳腺外科医や放射線科医の先生方とともに産婦人科医の立場から携わらせて頂いております。乳がん検診精度管理委員とは、受診者の方々にとって安全で質の高い検査を確保するために、マンモグラフィの診断基準、読影基準(クライテリア)、検診の進め方などを定める委員会で、日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)のもとで技術・知識の両面から支える中核的な専門職です。

さらに当院はマンモグラフィ検診施設・画像認定施設としての認定も受けており、乳がん検診において適切で高品質なマンモグラフィ検査を提供できる施設として、NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)より施設としての認定も頂いております。

乳腺外科医でない産婦人科医がマンモグラフィ読影医・乳がん検診超音波検査判定医師の認定を取得し、診療に当たるに至っては、よこはま乳腺クリニックの院長、久保内光一先生をはじめとして、多くの先生方からご指導を頂きました。当初は、このような若輩者が(若くないですが)乳腺関連の標榜を掲げることに躊躇いもあり、標榜を掲げないまま診療を開始したのですが、気が付いたら10年目に入り、のべ2万人(※)以上の乳がん検診の患者様を診察させて頂くこととなっておりました。そのため、遅ればせながら本年度7月1日より「乳腺内科」の標榜を掲げさせて頂くことと致しました。

当院では乳がん検診において、マンモグラフィと乳房超音波検査の同時受診による総合判定を横浜市がん検診だけではなく、自費診療に於いても積極的に行うことで、より精度の高い乳がん検診を目指しております。さらに横浜市の子宮頸がん検診の同時受診が可能で、一次スクリーニング機関として女性の健康を総合的にサポートさせて頂いております。患者様におかれましては、どうぞ安心してご受診頂きますようお願い致します。

※年間平均2,000人、マンモグラフィと乳房超音波検査の同時受診はそれぞれを1件としてカウント

マンモグラフィ超音波検査横浜市乳がん検診自費検診
2020/7~2020/12 671 例598 例 338 例 503 例
2021/1~2021/12 1283 例1230 例 683 例751 例
2022/1~2022/12 1246 例1345 例 691 例 776 例
2023/1~2023/121131 例1198 例642 例780 例
2024/1~2024/12 1056 例1153 例616 例666 例
2025/1~2025/6 451 例516 例274 例292 例