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※土曜日は9:00-11:30、12:00-14:30(11:30-12:00休憩)の診療です。

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プラセンタのツボ注射について

皮下や筋肉のツボに注射

プラセンタのツボ注射は、当院では多数の方に効果が見られている療法です。当院では、患者様のご希望に応じてツボ注射を実施しておりますが、効果は非常にあり、痛みで辛くてブロック注射でも効果が見られなかった患者様がプラセンタのツボ注射で改善した例が多数ございます。

各種あるプラセンタ療法のうち、注射剤を用いる「プラセンタ療法」は医師のみが行える療法です。通常は皮下や筋肉内にプラセンタを注射します。しかし、あまり改善が見られないときなどは、より高い効果を期待できる「ツボ注射」を行います。ツボ注射では鍼灸治療で使用する「経穴」、いわゆる「ツボ」に注射剤を注入します。 私は、患者様の痛みを緩和するために鍼灸治療の勉強を行い経験も積んでおり、そのためプラセンタのツボ注射を行なっております。

※当院は産婦人科・女性ペインクリニックであり、通常の治療を行なっても改善が見られない場合、又は患者様ご本人が積極的に希望される場合に限り、東洋医学的アプローチからの治療も行なっております。ご興味のない患者様に対して、無理にツボ注射や鍼灸治療をお勧めすることはありませんのでご安心ください。

ツボや鍼灸治療に興味を持ったきっかけとおことわり事項

20年程前になりますが、麻酔科医として緩和ケア(末期ガンの方の疼痛管理)に当たっていた若い頃、何とか入院患者様の痛みを和らげて差し上げることが出来ないか、病棟で入院患者さんのマッサージを行うようになり、それが東洋医学・ツボの勉強を始めるようになったきっかけです。
産婦人科に転向した後も、自分が極度の腰痛持ちであったり、リウマチに苦しむ母の痛みを取り除こうと東洋医学や針の勉強を通常の産婦人科の臨床経験を積む傍らで独学で行いました。
今ではその経験を生かし、ブロック注射でも痛みがとれない方、ご希望の方などに限り、施術しております。但し、あくまでも整形外科の専門的訓練や臨床経験を積んだ訳ではありませんので、重度の方や、整形外科等の専門医にかかった方が良いと判断される場合は専門医をご紹介させて頂きますので予めご了承下さ い。

経絡上のツボや阿是穴を用います

プラセンタのツボ注射は疼痛を伴う疾患に特に有効で、皮下・筋肉注射では改善しにくい、腰痛などの疾患に効果が期待できるほか、気管支喘息、子宮筋腫などさまざまな疾患にも高い効果が認められます。
ツボ注射で用いる「ツボ」とは、経絡上に点在する治療ポイントのことです。経絡とは気と血の通り道であり、全身を巡っているとされています。
また、ツボ注射では「阿是穴」にも注射をしますが、これは西洋医学でいう「圧痛点」のことです。
ツボは全身に約360穴が分布し、鍼灸治療では、鍼や灸を用いてそこを刺激することで疾患を治します。
一方、ツボ注射で用いるツボの数は40~50穴といったところです。

よく使われるツボは、

  • 腎兪、大腸兪、志室など(腰痛)
  • 天柱、風池、肩井、手三里など(頸肩腕症候群、肩こり)
  • 三陰交、血海、足三里など(婦人科疾患)
  • 尺沢、中府、肺兪など(気管支喘息)

などですが、患者さんの体質に応じて使用するツボは変わるため、 熟達した緻密な診療が必要とされます。

詳しいことはご来院時に説明致します。ご興味のある方は是非一度お試し下さい。クチコミで沢山の患者様がご来院下さっており、自信を持っておすすめ致しております。

効果を高めるプラセンタのツボ注射

生薬としても優れています

生薬も、中医学の基本的な治療法の一つです。ツボ注射の説明と併せて、生薬としてのプラセンタについて、少し専門的になりますが、ここで触れておきます。
生薬の作用は「去邪」(外敵の退治。抗生物質や抗ウィルス薬の作用に相当)と、「補正」(正気の補強。免疫力の強化に相当)に大別され、これらのうちプラセンタは補正の作用にすぐれています。
中医学で人体の免疫力を司る構成成分とされる「気」(生命エネルギー)、「血」(血液の機能と、精神安定および筋肉や目、皮膚を潤す作用)、「水」(血液以外の全ての体液<消化液、リンパ液、組織間液>)のすべてを補うという、非常にすぐれた働きをしてくれるのです。
また、「四気」「五味」「気経」があります。四気は「寒・熱・温・涼」の四つに分けられ、プラセンタは温める力が穏やかな「温」にあてはまるため、冷え性の人に有効で、ゆっくりとマイルドに温めてくれます。
五味は「辛味・苦味・酸味・甘味・鹹味(塩辛い)」の五種類があり、味により生薬の治療効果が異なります。プラセンタは元気を補う作用がある甘味と腫瘍などの固いものを溶かしたり、ものを和らげたりする鹹味の二種類を持ってます。

帰経は、どの臓器により有効かということであり、人体は気、血、水と五臓、つまり「心」(心臓の機能と精神活動)、「肺」(肺と気管支、鼻および皮膚の発汗作用)、「腎」(腎臓と副腎、腰および成長、生殖、老化、冷え性、ホルモンに関する機能)、「肝」(肝臓と自律神経の機能)、「脾」(消化機能全般と出血、止血に関する機能)から成り立つとされ、プラセンタは、これらの臓器に有効であることがわかっています。

禁忌・慎重投与・副作用

薬物過敏症の患者様への注射は禁忌となっております。その他、わずかではありますが、注射部位への発疹や疼痛などの副作用が報告されています。
プラセンタ注射は、ヒトの胎盤を使用しています。原料提供者への渡航歴等の問診、血清学的検査によってウイルス・細菌の感染症等をスクリーニングし、更に核酸増幅検査(NAT)を実施し、適合した国内のヒト胎盤を製造に使用しています。さらに、ウイルス不活化を目的とした製造工程において101℃以上、1時間以上の塩酸加熱処理及び121℃、60分間の高圧蒸気滅菌を実施しています。
しかしながら、現在の技術では検出限界以下のウイルスについては混入している可能性を完全に否定しきることはできないとされています。とはいえ、現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が伝播したとの報告はありませんので患者様におかれましては、ご安心頂きますようお願い申し上げます。